まいすぴんらいふ

これは僕が生きてきた証である。

意識をどう持って挑むのか

どうも、なんとなくでわかったつもりにならないことを目標に頭の中を整理して、さらに人に伝えていけるそんな人になることを目標にしていこうと決めた僕です。

 

なので、日々の学びはしっかりと文章に残していきたいと考えているんだぜ。

 

今日は昨日見た舞台映像の続きを見た。

 

とても見入ってしまった。さらには涙まで流してしまった。これは何故なのか?

 

芝居を見るときに考えてしまうこと。

役者の演技力、それがなかった。

いちいちそこに感覚を持って行かれなかった。

作品に集中していたのだ。

 

それは何故なのか?

 

第一にやはり、役者のセリフの明瞭さ。

そして、削ぎ落とし。

無駄な部分の削ぎ落とし。

取って付けたようなキャラ作りのための言い回しや、動きなどは不必要だと感じた。

必要なのは、どう観客をこの世界に引き込むか。

そのためには、聞いてほしいセリフ。シーン。どこにお客さんの目を持ってくるのかを考えなければならないし、その持ってきたところをどう集中させて見せるか考えなければならない。

 

話しているときに顔がぶれないとか、そういう基本的なことになってくるんだなと。

 

笑顔を見せたいなら、その笑顔になるまでの間を大切にしたり、メリハリをつけるところ。

感情が上がってくるところ。

しっかり意識しないといけない。

 

ただただがむしゃらにやってた今までとは変わって行かなければならない。

 

一重に演じるといってもそのときには膨大な量の情報操作をしながら演じているのが役者である。

 

照明のきっかけ。音響のきっかけ。セリフの間。光の当たり具合。お客さんの反応。目線。

お客さんがどこを向いているのか。などなど。

 

自分の心のことももちろんわかっていなければならない。

 

そして、いまだ舞台に立ったことのないニューフェイスの新人の子に言っていた言葉。

 

まだ、芝居を初めて2年とちょっと僕もしっかりと聞いておかなければならないこと。

 

技術なんてものはどうにもならない。センスがある人もいるし、長年やっている人もいる。

その中でどうやって勝っていくか。いや、役者としてやっていくのか。

 

今の自分にしか出せないものをだす。

今の自分だからこそ出せるものをだす。

今の自分の、その若い経験を、今感じているその思いを。だす。

それは一体なんなのか?

そこに見ている人が惹かれるものがある。

そこを磨いていく。

それはどうするば出せるのか?

 

ただなんとなくやっててもダメだろう。

初読みで感じたことを忘れずにしておく。

そして、対話で生まれるその一瞬を大切にする。

自分のイメージだけで作るのではなく、周りの人たちと作っていく。そういうことが大切なんじゃなかろうか。

 

 

あと、こんなことも。

芝居を作っていく上で、現実的な話を先にしてはいけない。理想を語り尽くしてからが芝居を作りだと。

お金がないから、技術がないから、初心者だから、と言ってできないことばかりを初めに出してしまうのはとてももったいない。

せっかくまだなにも決まっていないのに、無理なことを決めて枠を狭めてどうする?

 

なんだってできる可能性があるのに。

 

なので、芝居を作る上ではとことん理想を語っていきたいと思う。

 

 

セリフ覚え。

初めのうちは台本全てのセリフを覚えてもいいくらい。

自分だけのセリフじゃなく、人のセリフも覚える。

何故なのか?

自分で覚えた人のセリフはもちろん、他人が言う。

その時に発見がある。

自分のイメージとその人のイメージが違うので言い方、放ち方、が違ってくる。

その違いを感じることができる。

 

学びの場が増える。

やって損はないし、やったほうが伸びるスピードが速くなるなと思った。

 

次からは、お客さんの心をどうすれば動かしながら芝居ができるか。

ぶれない顔。

お客さんの目線はどこにあるのか?を意識しながら稽古していきたいと思う。