まいすぴんらいふ

これは僕が生きてきた証である。

初主演の舞台で感じたこと

とある場所での公演を終えた。
内容に関しては省略するが、今回の舞台、初体験の事が沢山あった。
まず、

初主演。

初の台詞量。

90分公演走りマイム。

叫びの多さ。

大きく分けるとこれぐらい。

稽古日数はわずか6日。しかも、18時から21時までの3時間稽古が5日。人形練という皆で机を囲っての段取り合わせが内2日。うん、今考えてもなかなか恐ろしいことをしてる。笑

稽古については省く2公演行って、感じたことを忘れないよう記録したい。

◎もっといいものにできたのにと思う所。
台詞をもっときちんと完璧に自分に落とし込んでおくべきだった。少し考えると台詞は全て出てくるのだが、やはりその思考の時間は間が必要のないところでは変な間にになってしまう。人と人との会話である以上、テンポが大事。自分でその間を調整できるほどの余裕がなかった。

台詞を発する時、ただ台詞を言ってるだけの部分があった。何度も同じ台詞を言うのだが、その時その時やはり、心境は違うはずだし、もっと言えば、誰に伝えたいのか、自分に言っているのか、伝える相手の事を考えれていない部分があった。

お客さんの意識。自分がお客さんからどう見えているのか。表情はもちろん見えやすい位置での立ち位置でなければならないし、人の目線は力が入っているところ、血が集まっている所に行く。表情を見て欲しいのに体が揺れていたり、足がフラフラしていたりする事があった。自分の癖がどんなものなのか今一度確認していかないといけない。

唾を飲む。
お客さんには見えていない部分に感じがちだが、結構目立つ。意味のないところでの唾を飲むのはやめたほうがいい。

動いてはいけないを意識しすぎている。
フラフラしてはいけないとか何の意味もない動きというのはいらないけど、意味のある仕草や動きはもっと入れて遊んでみてもよかった。

お客さんの反応を見ていない。
自分で精一杯になっていた。お客さんの雰囲気を感じ、役者自身ここでペースを上げなきゃとか、リズムを変えたりという余裕もつけていきたい。

台詞が飛んだ時。
パニックは減ったがやはりそれでもお客さんには今ミスったなとかが伝わってしまっている。
もっと俯瞰的に自分を見なきゃいけない。

台詞を急ぎすぎる。
相手の台詞を聞いて自分の台詞を発するまでの間じゃなく、自分の一台詞の間、もっと余裕を持ってペースを作っていけた。

自分が今どこにいるのか。何をしているのか。どういう状態なのか。シーンがパンパンとかわる芝居だったので、シーンごとの芝居になりがち。前のシーンからの繋がりをもっと意識できたはず。

台詞が回らない。
滑舌の問題だけではないと思うが、苦手な言い回しなど克服できていない部分はやはり、言えるかどうか不安になってしまい気持ちが乗ってこない。

思いつくのはこれぐらい。また、思いついたら書きたいと思う。
自分の役者力が上がっているかというのは本当に自分ではわからない。ただ感じたのはやはり、終わった後本心からやりきったと思えなかった事。来ていただいた方には申し訳無いのだがそう感じてしまった。もっといけた。もっと気持ちを乗せれた。など、思ってしまう。

まだまだプロの自覚が足りていない。もっと上へ。