まいすぴんらいふ

これは僕が生きてきた証である。

初めてはみんな、ぎこちないはずだ。

どうも、髪の毛切りたい欲が表面張力で耐えてる水ぐらいの僕です。

今日は、4月の舞台公演の初顔合わせという楽しみであり少し不安であり、まさに春にふさわしい入学式のような日でございました。

どういった立ち位置で、キャラで、振る舞いで。初めての人というのは、僕のことを当然ながら全く知らないわけです。
第一印象!!どこかの学者が言ってましたね。人の第一印象は0.07秒で決まる。秒数は曖昧。

1番はやはりワクワク。
そして、緊張。
初めての時って意外と話せることが多い。地元、今までどこで芝居をしていたか、繋がりは?何歳?などなど。相手に興味津々なわけです。
僕の第一印象はどんなのだったのだろうか。
山田孝之のようなオーラを感じる。とかなら嬉しいんだけど。

とまあ、続々と公演メンバーが集まってきて、
今回欠席されていた方で僕は全く知らない方がいまして、今回の舞台の主宰の方からお話を聞いていると、まさか声をかけて出てくれるなんて思ってなかったと。
これだけで素晴らしい方なんだと思えます。

初顔合わせ。この人たちはどんな人なんだろう。感じたことはノリがよく、場を本当に盛り上げてくれる。どういった切り口でそこに入っていくか、これを考えていたらずっと笑っているだけで終わってしまった。ガッデム!嫌われたくないという気持ちが邪魔をして上手く距離を詰めることが今回はできませんでした。嫌われたくない?いや違う。ただビビってただけです。

しかし、フッとした時にあ、今なら距離を詰められると感じた瞬間があったんです。

それがバレーボール。ビーチボールでするバレーボール。なかなかハードなヤツ。
その試合を何試合かしたあとなにかいけるな?感があったんです。
ふっと緊張の糸がほどけたようなあの感覚。
そういう感覚を覚えたので次は仲良くなれそうです。

バレーを終え、読み合わせ。
役が決まっていないところがまだあったのでそこの調整です。
上手く読もうという気持ちが邪魔をする。
初めての時には上手く読まなくていい。
ただ、意味を読み取りゆっくりと言葉にすることが大切だとあれだけ聞かされていたのにやはり、キャラ付けをして読んだり、噛まないように読もうと思ったりしてしまう。
相手の声を聞きその時感じたものを大切に自分のセリフを読んでまた、その時感じたものを言葉にする。このステップを次は忘れない。

とまあ、こんな感じで初顔合わせは終わりました。
他の皆さんはどう感じたのでしょうか。
気になりますが、人のことを気にしたってしょうがねぇよ!!
俺は俺のやりたいようにやるだけさ!!!
我が身のスキルアップのためにもいい経験が出来たと心から感じられるように、今までとは違う自分をここで育て上げていく。

さあさあ!楽しい作品が出来そうだ!
稽古はまだまだ続くんだ。1日1日噛み締めて生きていく。

我に幸あらんことを。

役者に必要な心がけ


今まで生きてきた中で人はたくさん思考している。考えていないようで何かを考えている。人は1日に何万回と考える生物らしい。
俺は、人と話すのが苦手だ。
でも話し上手…いや、伝え上手になりたいと思う。
これは、ある人からの話。
もちろん演劇に関して。全て鵜呑みにしても良いとは言えないが今の僕には確実に必要で心に留めておかなくてはいけないことである。
以前の舞台の公演終わりの稽古での話。
今回の舞台で出来ていなかったところは?
1人はもっとその役に自分を出せたはずなのに、今回は出し切れなかった。と答えた。
その答えに対して、ものすごい罠がそこにはあると。自分はもっとできるはずなのに今回は努力が足りなかったから次はもっと頑張ろう。これは悪くない。やる気があるのだから。しかし、この考え方が続くとダメな方へ行ってしまう。それは、今現在の自分のレベルを過信している。そして、その打開策として具体的なものがない。自分ならもっとできるという考え方の罠。客観的に自分を見て今現在出来ていなかったところを見直さなければならない。この役者は伸びない。
会社の新入社員で例えてみると
AとBは同じ仕事をして同じミスをしてしまった。
Aはミスをしてしまったのは自分が不甲斐ないからだ。次はもっとできるはず。次はもっと大きな仕事を成功させて上司を唸らせてやるぞ!!
Bはミスをしてしまったのは自分が不甲斐ないからだ。今回はあそこであれをしてしまったのが大きなミスなのかもしれない。次の仕事ではとりあえずあのミスだけはしないように頑張ろう!!
どちらをあなたは雇いたいだろう。
答えは見えている。Bだ。
しっかりと自分の力を見て、出来ていないところを出来るようにと一つずつ大きくなろうとしている。小さい成功が積み重なっていくうちにBは大きな仕事を成功させるだろう。
まとめると、具体的に出来ていなかった点を見つめる。なぜ出来なかったのか、次はそれをどうするか。見えないものを上手くなろうとして見えないんだから上手くなってるかすらもわからない。ということだ。
なるほど、と思ったね。ほんと。
そしてもう一つ。
自分を褒めてやること。上記のことがあるからとダメなことばかりに目を向けても自分がかわいそうだ。一つ前の舞台の自分より成長したところはあるはずである。
意識してなかった部分を意識できたとか。
大きな声を出しても枯れないようになったとか。
間が怖いけど頑張って間を取ってみたとか。
そう考えると自分のやる気にも繋がる。成長してると思えると嬉しいしね。
だからと言って自己満足はいけない。
難しいけど、なんとなくわかった。
俺はイケメンでもなければめちゃくちゃブスでもない。街ですれ違っても印象を持たれないような普通の顔だ。歌も上手くない。声も良くない。そんな中で素晴らしい役者たちに勝っていくにはという話もした。
これはまた、次にでも話したい。
役者で食っていくそのためにやれることからやっていく。
今日はこの辺で!

初主演の舞台で感じたこと

とある場所での公演を終えた。
内容に関しては省略するが、今回の舞台、初体験の事が沢山あった。
まず、

初主演。

初の台詞量。

90分公演走りマイム。

叫びの多さ。

大きく分けるとこれぐらい。

稽古日数はわずか6日。しかも、18時から21時までの3時間稽古が5日。人形練という皆で机を囲っての段取り合わせが内2日。うん、今考えてもなかなか恐ろしいことをしてる。笑

稽古については省く2公演行って、感じたことを忘れないよう記録したい。

◎もっといいものにできたのにと思う所。
台詞をもっときちんと完璧に自分に落とし込んでおくべきだった。少し考えると台詞は全て出てくるのだが、やはりその思考の時間は間が必要のないところでは変な間にになってしまう。人と人との会話である以上、テンポが大事。自分でその間を調整できるほどの余裕がなかった。

台詞を発する時、ただ台詞を言ってるだけの部分があった。何度も同じ台詞を言うのだが、その時その時やはり、心境は違うはずだし、もっと言えば、誰に伝えたいのか、自分に言っているのか、伝える相手の事を考えれていない部分があった。

お客さんの意識。自分がお客さんからどう見えているのか。表情はもちろん見えやすい位置での立ち位置でなければならないし、人の目線は力が入っているところ、血が集まっている所に行く。表情を見て欲しいのに体が揺れていたり、足がフラフラしていたりする事があった。自分の癖がどんなものなのか今一度確認していかないといけない。

唾を飲む。
お客さんには見えていない部分に感じがちだが、結構目立つ。意味のないところでの唾を飲むのはやめたほうがいい。

動いてはいけないを意識しすぎている。
フラフラしてはいけないとか何の意味もない動きというのはいらないけど、意味のある仕草や動きはもっと入れて遊んでみてもよかった。

お客さんの反応を見ていない。
自分で精一杯になっていた。お客さんの雰囲気を感じ、役者自身ここでペースを上げなきゃとか、リズムを変えたりという余裕もつけていきたい。

台詞が飛んだ時。
パニックは減ったがやはりそれでもお客さんには今ミスったなとかが伝わってしまっている。
もっと俯瞰的に自分を見なきゃいけない。

台詞を急ぎすぎる。
相手の台詞を聞いて自分の台詞を発するまでの間じゃなく、自分の一台詞の間、もっと余裕を持ってペースを作っていけた。

自分が今どこにいるのか。何をしているのか。どういう状態なのか。シーンがパンパンとかわる芝居だったので、シーンごとの芝居になりがち。前のシーンからの繋がりをもっと意識できたはず。

台詞が回らない。
滑舌の問題だけではないと思うが、苦手な言い回しなど克服できていない部分はやはり、言えるかどうか不安になってしまい気持ちが乗ってこない。

思いつくのはこれぐらい。また、思いついたら書きたいと思う。
自分の役者力が上がっているかというのは本当に自分ではわからない。ただ感じたのはやはり、終わった後本心からやりきったと思えなかった事。来ていただいた方には申し訳無いのだがそう感じてしまった。もっといけた。もっと気持ちを乗せれた。など、思ってしまう。

まだまだプロの自覚が足りていない。もっと上へ。